
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「危ない香りがプンプンするっすね」
白馬はその話に興味が出てきたのか目が輝く。
「成小坂とその霊は小学校の近くを流れる川で出会ったらしいんだ。
当時、クラスでも人気のあった仲良し4人組から地味ないじめを受けていた成小坂は、陰険な自分だけが見れる不思議な人物にかなり興味を引かれたらしい――――…」
「やっぱり…事故にあった4人は成小坂をいじめていたか…まぁ、卒アルからも如実に見て取れたからな…」
4人に絡まれてた苦笑いをする当時の成小坂の写真をスマホから拾うと…白馬はテーブルの上で何枚かスクロールした。
「母子家庭ってのも…関係していたのかもな?いじめがエスカレートしていくと成小坂の興味はその見えざるモノへと救いを求め始めたらしいんだ」
