【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
「――――どうした?何か聞こえるのか?」
ペガサスと煌太の会話に善が指を指した方を見る。
「善さん――――あっちの部屋は?」
煌太は客間からまっすぐに伸びる廊下の先を善に確認する。
「物置にしている…座敷だ――――…」
善は奥のお札が沢山貼られている部屋を思い浮かべる。
「呪いの人形とか…あったりして~」
白馬は奥の部屋に興味が湧いたのか身をのりだした。
「バーカ、そんなのあるわけないだろ?」
そうは言ったものの――――…ペガサスと善はそこに何が保管されているか知っていた。
「類――――…ちょっと見てくるか…」
「そうだな、お前たちは客間で待ってろ――――」
煌太と白馬――――高田を客間に残しペガサスと善は奥の物置へと向かった。