【参加型小説・連鎖の尻尾】
第19章 番外編・ペガサスの秘密?!
特に…
この“力”――――…多分【霊感】ってヤツに分類されるのか知らんが…
生まれたときから、他人には見えない何かは見えていた。
“見えてる!”と、先に気がついたのは兄で、俺をそれとなくフォローしていた。
しかも、“見える力”があるのなら寺を次ぐのは弟だ!とも――――幼心に思っていたらしい。
まぁ、寺を継ぐとなると…その“見える力”が仇になると気がつき、無理だと悟るもの早かったが…
なんとも、弟思いのいい兄である。
成長するごとに、力は強くなり――――…
中学に上がる頃には、こっそり除霊していた。
しかし、そんな俺でも…霊の声があまり聞き取れない――――と、言う弱点はあった。
除霊の能力が上がっても…霊の声が聞き取り憎いとなれば…
リサーチに時間はかかる…万能って訳ではないと…薄々感じ始める。