【参加型小説・連鎖の尻尾】
第19章 番外編・ペガサスの秘密?!
「そうだ、母さん――――…俺の牙ってまだ保管してるの?」
俺は、テーブルにあった漬け物をつまみ、出されたお茶で塩味を流し込むと母に聞いた。
「…――――あ~…あら……とうとう…来ちゃったのね……
おめでとう――――って言えば良いのかしら?それとも、受け入れなさいって言えば良いのかしら……」
一瞬の沈黙からの、母の言葉に兄と義理姉は顔を見合わす。
「まっ――――ここの住職を継いだ時から…言われていたことだ――――母さん…俺が説明する…奥の間に行くな――――」
立ち上がる兄に少し心配そうな顔をする義理姉だったが、
「そう、じゃぁ――――…終わったら食事にしましょ?美味しいの作っておくから」
と、笑顔で俺たちを送り出してくれた。