【参加型小説・連鎖の尻尾】
第25章 おまけ②奥山心中
「繋と言う女との接点も――――…分かってないからなぁ…」
「まぁ、男女の仲だ――――予想つかない何かがあったんじゃないの?」
俺は式神の“カムイ”を呼び出すと、七海の肩に乗っていた白蛇と共に怪しい山の中を散策するように頼んだ。
カムイも白蛇も久しぶりの自然に嬉しそうに出ていった。
チラッと白馬の猫又と煌太の鳥を見ると――――…
相変わらずマイペースに寝ている猫又とキョロキョロと不安そうな鳥は主人から離れそうにもなかった。
「探索は、自然大好きカムイと白蛇がしてくれるだろ?
まだ、1年ぐらいの“アレ”なら…思念も濃いだろ?すぐに見つかるさ――――!
俺たちは、駅と旅館周りを再度聞き込みして……温泉と旅館を堪能しよう!」