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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第4章 女子大生殺人の件



『――――で、結局なにも起こらないまま一夜を友達と過ごしてしまいました。』



煌太は、残念な一泊の件を、オカルトサイト【あなたの身近な影】に初投稿した。



いつもは見て楽しむばかりだったそのサイトだったが、投稿を参考に自分達もその場に足を向けたのだ、報告がてら――――…行った事をコメントした。




すると、サイト利用者からポツポツとコメントがよせられ始めた。


『天候がわるかったのかな?』

『残念な結果でしたね!』

『次は連泊』

『駄菓子屋の婆さん怖い』

『不法侵入はダメです!』



――――と、今までにない反応で煌太は嬉しさ半分の反省半分の複雑な気持ちになっていた。


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