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Happiness day

第7章 ONLY LOVE

今日の智くんは落ち込みがハンパない

VS嵐の新年初の通常回だから勝ちたかった?
オープニングトークではそうでもなさそうだっのに

家に帰ってきてからもソファーに座り肩を落とす

「はぁ…」

大きな溜息を吐き俯いてしまった

「智くん…」

智くんの前にしゃがみ込み
智くんを見上げる

「翔ちゃん…俺、負けたの?」

少し顔を上げた智くんが
哀しそうな瞳で俺を見つめる

「うん…負けたよね…」

「はぁ…」

また俯いてしまった

そんなにショックだったのか
俺がクリフクライムで横から登ったりしなければ…

「智くん…ごめんね…」

「俺が1番だと思ってたのに…」

ん?1番?何かあったっけ?
今日のゲームで1番を競うゲーム?

「あの…智くん?どのゲームを言ってるの?
そもそも、今日は智くん単独で出るゲームなかったよね?」

「カタカナ禁止ゲーム…」

「あぁ…あれ、面白かったよね
松潤より相葉くんの方が点数取れると思わなかった
でもあれ、智くんガイド役で出てないじゃん
1番になるなんて無理でしょ?」

「…はぁ…蕎麦に負けるなんて…」

「…は?」

そば?

「智くん、何を言ってるの?」

「松潤が『翔くん好きだねぇ』って言ったら
翔ちゃん『そばっ!』って即答しただろ…
答えはカタカナだって言ってるのにも関わらず
思いっきり日本語で『そばっ!』って答えるなんて…
余程蕎麦のことが好きなんだね」

あり得ないとばかりに首を横に振る智くん

「……」

それ…何気に傷つくんですけど…

「はぁ…」

何気に傷つくけどさ
それだけ智くんに落ち込まれると
やっぱり嬉しいよね

「智くん…」

「ん」

俯く智くんの両手を握ると智くんが顔を上げた

「あのね?確かに蕎麦は大好きだよ?」

「やっぱり…」

「でもね?俺は智くんのことは1番好きなんじゃなくて1番愛してるの…
だから好きなモノって言われて『智くん』って即答することは出来ないんだよ」

「翔ちゃ〜ん♡」

「うわっ」

智くんに勢いよく抱きつかれ
智くんもろともひっくり返ってしまった 

「俺も1番愛してるよぉ」

顔中にキスの雨が降る

「智くんっ、やめっ…」

「やだっ!やめない!」

あ〜、こうなるともう止まらないだろうなぁ…

でも俺の間違いが原因だし
まぁいっか♡


〈おわり♡〉

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