無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

立ち会うのは、田中さんと、社長さんとその奥さん。みんな50歳台。

休業日に、部外者（しかも裸になる女性）を入れて、冷凍庫を開けるなんて、さすが社長の絶対権力だ。（かえって大会社だと社長のほしいままにならないだろう）

奥さんもよくＯＫしたものだ。
旦那が若い女性のヌードを見るというのに、本心から平静でいるのか、表情からは読み取れない。
▽
私から出した条件は、別室で脱衣し全裸にガウンを羽織れること、下着の線が消えるのを待ってくれること、だった。

ガウン一枚脱いで一瞬で裸になれるなら、文句はない。

控え室（なんと応接室）まではお世話係として奥さんに案内してもらったが、パンツまで脱ぎ去りガウンを羽織るまでは廊下で待ってもらった。

冷凍庫の準備ができるまでの短い時間。奥さんと雑談したが、

──その（ガウンの）下が裸だと思うと思うとドキドキしますね。年甲斐もなく──

という言葉には苦笑してしまった。

ヌードデッサン初体験の画学生も男女とも同じコメントをする。

いわく、
ガウンの下に何も着てないと思ったら落ち着かなかったのに、いざハダカを見たらなぜか冷静になれました──。

不思議だねー♪