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ローターとバイブと弟と私

第9章 9.モールス信号

このバイブ君は、私が思ったいた以上に賢いやつだった。
なんと、5種類ものパターンが組み込まれているのである。
モールス信号風に例えると、

「・・・ーーー・・・」
とか、
「・・・ー・ー・ー・・・」
とか、
「ーー・・ーー・・ーー」
とかいった基本パターンを切り替え、その上組み合わせまでできるのである。

私は自分に一番ぴったりとくるパターンを組み立て、《命》の体勢で「性の喜びの花園」の住人になった。
ここまでバイブ君の真新しさに意識を取られていたが、本来の目的である「弟のことを想像して至高のオナニーをする」という目的を思い出し、実行した。

目をつむった私は、想像力をフルに働かせて《弟との結合》を思い浮かべた。
私の作り上げた空想の世界と、バイブ君の突き抜けるような振動と快楽は、麻薬のように私を酔わせた。

「グインッ!グインッ!グインッ!」

「アッ!アッ!アッ!」

とリズムを合わせると、リアルに空想の弟とエッチをしているようだった。

「アッアッアッ~!!」

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