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美羽が健太の顔を下半身で受け入れ、そして吸い付くような唇に絶句した。

複雑な感情のためか、これまで感じたことがない不思議な刺激を味わい、思わず「ア～ッ～！」と声を漏らす。

健太は美羽の陰茎を線に沿って下を這わせ、クリトリスに吸い付いた。

その舌は一時も離れることなく、美羽のヴァギナに張り付き美羽の思考回路を停止させる。


美羽はこの日までに決めておいた、自分に対する戒めがいくつかあった。

《キスをしないこと》《笑わないこと》《感じないこと》だ。

その中の一つが今破られ、美羽は無言で全身を縦断するようなリズミカルな電流を感じている。


健太の舌がクリトリスから離れると、美羽はまたその位置まで健太の舌が戻ってくることを期待した。

このときさっきまでの死にものぐるいの自制心は、はるか遠くへ消え去った。

健太の舌先はクリトリスに舞い戻って吸い付き、それと同時に中指を付け根のところまでズッポリと挿入した。

「ンンアアアッッ！！！」

静まり返ったホテルの部屋に美羽の声が響き渡り、そのとき四つん這いの健太のペニスは強く勃起する。

挿入された中指とクリトリスに張り付いた舌が連動して動くと、美羽のリアクションはさらに激しくなり、弓なりに体をよじらせる。

「アッ！アッ！アッ！アッ！」

リズムを作ってよがる美羽は、必死にオーガズムのポイントを探っている。


健太は美羽の作り出すリズムに合わせ、舌と指を連動し、徐々にスピードを上げた。

健太の中指からは美羽の体内から溢れ出てきた愛液が伝ってベッドに落ち、しだいにピチャピチャと音を立て始める。

「イィィィッッッ！！！」

切り裂くような声とともに美羽はオーガズムを感じ、体を大きく痙攣させてベッドに沈み込んだ。