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死角関係~女3男1の四角関係~

第5章 私は友達なんて簡単に裏切る

「菜々美…絶対に男が居るよ」


目撃した訳じゃないけど根拠はあった。

菜々美は変わった。

化粧や髪型、服装といった外見だけではなく
妙に浮き足立っていて、はつらつとしている。

状況証拠ではあるけれど、間違いない。


「知ってる」

「え!?ホントに菜々美、男居るの!?」


私が驚いてどうする。


「なんだ?僕にカマかけたのか?」

「そういう訳じゃないけど…
そんな感じがしたから」


これは思いもよらぬ一歩前進。

それなら話も早い。

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