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死角関係~女3男1の四角関係~

第5章 私は友達なんて簡単に裏切る

買い物を終えた道中
心の中のモヤッとした想いを
菜々美に吐き出した。


「やっぱりさ、私なんて間に挟まないで
面と向かって別れ話した方がいいよ」

「だからそれは…」

「私も面倒だよ。巻き込まないでよ」

「でも…別れる発端というか切っ掛けは
華子にもあるんじゃ…」


それを言われてしまうと立つ瀬が無い。


「じゃ、立ち合う。それでいい?」


菜々美と私は180度方向転換して
翔馬の元へ向かった。

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