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風に吹かれて

第8章 5×20オーラス①

怒涛の2019年が暮れようとしている。
今年は1月27日の会見に始まり、私には本当に強烈な一年だった。

ショックで打ちのめされて過ごした後、10月に展覧会に行かせて頂き。
11月に黄色君の発表直後、札幌に参戦。
そして、12月はオーラスのライブビューイングに行かせて頂いた。

FCに入ったのが遅かったせいもあり、ライブもワクワクもずっと外れ続きで。
今年、「いつどこ」で出した応募が運良く引っかかり、ようやく念願の初参戦。

展覧会とLVは、ダメ元で応募した。

怒涛である。


で。
年末でもあるし、自分の今の気持ちをしっかり憶えておくために書き残しておく。



そもそも。
1月の会見で彼が言った「5人それぞれの道を」の真意を上手く汲み取れていなかったのだと、今にして漸く気がついた。

「命懸け」
そう彼が言った言葉で、自分の中でやっとハッキリ理解出来たように思う(遅い)。

会見当初は「お休み」ばかりが強い印象として残ってしまい、ショックで考える力が失われたとしか、言いようがない。

何故彼がそのような考えに至ったのか、については、ぼんやりとしか想像出来なかった。



何となく、アイドルには年齢的な寿命があるから、いつまでも出来るものでもないのだろう、という認識がベースにあって。

でも、彼らはあんなにチャーミングで、人気も全く衰えず、陰りも無いのだから。
年齢はさほど問題にはならないのでは?
需要と供給が一致しているのに、トップに居る今、辞める必要がある?

会見から1年近くも経って、自分はわかってなかったのだな、と気づいた。



年齢に見合った表現の仕方、というものはある。
彼らが大人の表現へとシフトしていくことを、最も阻んでいたのはファンだったのではないかと思う。

あまりにも可愛らしくて、微笑ましくて、見ているだけで安心した。
変わらないでいて欲しいと望んだ。

元々アイドルとはそのような存在、という曖昧な認識で、結果的に彼らの変容を阻んでいたように思えてならない。



リーダーの彼が。
責任感の強い彼が。
グループの将来を見据えなかった筈がない。

また、表現者である彼が、自分達のイメージが限定されてしまうことで、自らの表現の幅が狭くなっていることに、ストレスを感じないでいられるだろうか。

感じたからこそ、だったのだろう。


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