テキストサイズ

風に吹かれて

第9章 5×20オーラス②

10月に行った展覧会。
青君の部屋の展示物は大きく分けて2つ。

①自画像
②一人で練習する姿の映像

①については別サイトにて既に記事にしたので割愛する。
問題は②。

正直に言って大変驚いた。
仮にもファンのくせに今更何を言っているのか、とお叱りを受けるのを覚悟で書く。

今まで彼のソロでのダンスも散々映像で見てきたのに、ここまでの実力・技量だとは思っていなかった。

完全な見くびりである。
自分の見る目の無さに愕然とした。

同時に、力を発揮していない現状が解って、うろたえた。

グループとしてのパフォーマンスでは、彼は持てる技量の全てを発揮していない。



何故しない?
控えめな彼の性格?
グループ全体のバランス?
事務所の方針?
ファンが望む姿との乖離?

解らないけど。
出来ない理由があるのだろう。

翼持つ鳥を愛でるあまりに飛ぶことを禁じているようで。
自画像での表現と相まって、申し訳なくて、彼の部屋ではひたすら涙が出た(傍から見たら異様なオバサンだよね~汗)。



2017年7月の上毛新聞掲載記事での彼の言葉。

『自分のやりたいことや思うこと、好きなことを発信してもいい時期』

『20代の頃は自信もなかったし、そんな立場でもなかったが、これからはもっと自分を出してもいいのかなと思っています』

そして、以下は公式サイトにも記載された彼の言葉。

『嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ、
5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか、
また勝手ではありますが、一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい、』



自由な生活とは何か。

私の中で自由の定義は「誰にも何にも遠慮せずに、やりたいことが出来ること」である。

ハワイではモヤモヤがなくなったと言っていた。
だから、グループの仕事でプライベートまでも侵食されてしまうことがメインなのではない。

自分発信でやりたいことがあって。
それがスムーズに行っていたなら悩まなかった筈。
出来ない現実があったのだろう。

グループの行く末を案じただけでなく、自分自身のやりたいことを抑えられなかった。

それであんなに辛そうに『僕のわがまま』と言ったのか。

そう考えが行きついて、何も理解出来ていなかった自分にショックを受けた。

まぁ、全ては想像・妄想の範疇なのだけれど。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ