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同居人は教えたがりな奉仕者

第4章 正しいキスの仕方

ムズムズする感覚を抑え込むのに、顔を歪ませた。

「指先で摘まんでコリコリ擦ってあげんの。分かる?」

「んあぁっ!!」

乳首が!!

両方、拓海に捻り潰されてる!!

痛い!!

……のに。

痛いのより、ゾクゾクするのは何でなんだよ!?

「や…引っ張んな…っ!」

「さっきより摘まみやすくなった。ぷくって膨らんだの、自分で分かる?」

「や、だ…ぁっ!!」

拓海はずっと乳首を弄り続ける。

指が動く度に…

恥ずかしい。

なのに…気持ちいい。

ぞわぞわした感覚が腹の奥に伝わってくる。

「う…んっ…!」

拓海に見られないよう、腕を顔の前にかざして耐えていると

「翼?……泣いてんの?」

「ちが…」

変な力が入っていたからか?

否定しようとした声がかすれて…

「泣くほど嫌だった?」

拓海の手が止まり、そのまま離れた。

あ…

腕の間から拓海を覗き見れば

「ああ…」

俺と視線があった途端、拓海はゆっくりと目を細めて…

「泣くほど気持ちよかったのか」

恍惚に満ちた表情を浮かべた。

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