テキストサイズ

甘い鎖~縛られて溶かされる~

第3章 嫌なのに…

志桜さんはあたしをベッドに降ろすと、自分もベッドに乗り上がってきた。



「な、にを…?」



不安になって見上げると、彼は冷静な顔であたしを見つめた。



「熱のせいかな。優依、敏感になってる」



志桜さんがあたしの頬を包み込むように撫でる。



「あっ…や、め…」



彼が指先であたしの唇を撫でる。



「ふぁ…」



ビクンッ…



「志桜さ…」



ダメ…



ダメなのに…



あたしは彼に腕を伸ばしていた。



その腕をそっと掴まれる。



「心配しないで」



「何…あっ…んんっ」



彼はあたしの唇に吸い付く。



ちゅっ…ちゅく…



「ん…ふっ…」



ビク、ビク…



嫌なのに…



どうして…



あたし、感じてるの?



志桜さんは唇を離し、あたしの顔を観察するように見る。



「顔色は悪くない」



「はぁ…カラダ、変…」



志桜さんはあたしの頬や頭を撫でる。



「優依、すぐにスッキリするから」



「え…?」



彼は自分のシャツを脱ぎ始めた。



ドクン…



何、されるの…?





ストーリーメニュー

TOPTOPへ