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私の意地悪執事様

第4章 就寝

そういえば、今まで私、誰かに甘えたことってなかったな。
両親は仕事で海外にいるし…
幼い頃からしっかりしなくちゃっていつも気を張っていた。

「私には甘えても良いんですよ?」

私の頬を優しく撫でながら、柏木さんは静かに囁いた。

「…ありがとう」

ようやく素直になれた気がする。

頬に温かな手のぬくもりを感じながら、ゆっくりと眠りについた。

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