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久しぶりにゆっくり眠れた気がする。

朝、起こされる前に目が覚めた。

ふと、隣を見ると、規則正しい寝息をたてる柏木さんがいた。

ほんとに側にいたんだ…。

私の視線に気がついたのか、目を覚ました。

｢…おはようございます、お嬢様｣

寝起きの掠れた声。　寝癖のついた頭。執事なのに何だか笑える。

｢おはようございます、柏木さん｣

｢眠れましたか？｣

｢久しぶりに良く眠れました。付いてて下ってありがとうございます｣

｢おや？珍しく素直なんですね｣

意地悪く笑われた。