お酒とオールバックに溺れる夜
第15章 第15酒 -戦友①の味-
初めて薫さんと会った日から
何回か
純さんのお店で
顔を会わすようになった。
その度に
声をかけてくれて
楽しいお酒を
飲むことが出来たけれど
純さんのことを
どう思っていますか?
なんて
聞ける訳がなかった。
「そう言えば、未亜ちゃんって
いっつも同じカクテルばかり
飲んでるわよね...
飽きないの?」
「私、お酒のこと全然知らなくて...
純さんが薦めてくれる
カクテルが美味しいので
そればかりになっちゃうんです...
最初は、カシスソーダ
次が、バレンシア
今は、ブルドッグですね」
「そうなの...
全部、純が薦めてくれたの?」
「はい!
初心者の私でも
飲みやすいようにって
私に合ったカクテルを作ってくれました」
「そう...」
何気ない会話から
薫さんの表情が曇ったのが分かった
でも、
それが何故なのかは
私には
分からなかった...
何回か
純さんのお店で
顔を会わすようになった。
その度に
声をかけてくれて
楽しいお酒を
飲むことが出来たけれど
純さんのことを
どう思っていますか?
なんて
聞ける訳がなかった。
「そう言えば、未亜ちゃんって
いっつも同じカクテルばかり
飲んでるわよね...
飽きないの?」
「私、お酒のこと全然知らなくて...
純さんが薦めてくれる
カクテルが美味しいので
そればかりになっちゃうんです...
最初は、カシスソーダ
次が、バレンシア
今は、ブルドッグですね」
「そうなの...
全部、純が薦めてくれたの?」
「はい!
初心者の私でも
飲みやすいようにって
私に合ったカクテルを作ってくれました」
「そう...」
何気ない会話から
薫さんの表情が曇ったのが分かった
でも、
それが何故なのかは
私には
分からなかった...