テキストサイズ

お酒とオールバックに溺れる夜

第23章 第23酒 -遅すぎた愛の味-

朝から
雨が続いて
外はどしゃ降りになっていた。

窓から
外の様子を
ぼんやり眺めていると

びしょ濡れの
純の後ろ姿が
目に飛び込んできた。

どこへ行くの?

ねぇ、純

こっちを向いてよ。

貴方の帰る場所は
ここでしょ?

私は、無意識のうちに
彼の後を追った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ