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春夏秋冬

第138章 ゆき

空から舞い落ちる
初雪を
あなたは
だれと見上げてるの

騒がしい街並み
ビルの隙間から舞う蝶のよう
白い羽根を広げ
僕を包む

未練たらしいと
笑うでしょうか?

忘れる事なんて
出来ないでしょう

裏切られても
胸から流れる血と
あなたを思う
愛は消えない

舞降る雪を
あなたに届け

僕がまだ
あなたを想っていると


涙を流して
手を繋いでいた日々

思い出して


舞降る雪
あなたに届け


だれと見上げてるか
わからないけど


まだ
僕はあなたを
忘れる事ができない


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