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春夏秋冬

第148章 強い君

君は
何回転んで
泥だらけになるんだい?

涼しげに前を向いて歩く姿に

僕は
目を逸らせない

イバラの道ばかり選んで
苦労して

君は前を向いて歩く


眩しいよ

僕の世界が
君で広がる


どうしたって
かないっこない

そんな笑顔
見せるなよ

傷だらけぢゃないか

手を差し出して
君を抱きしめたくなる

馬鹿だな
不器用だし


目が離せない
目を逸らせない


だから


僕は
君の盾になるよ


だから

1人で泣かず


僕にだけ
みせてくれ

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