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春夏秋冬

第154章 ともに

愛してると
一度
言っただけ

もう
何十年も
言わずに
無我夢中で走り抜けた

君は
何も言わず
尽くしてくれた

僕が魔法使いなら
若返り
また
君が良ければ
だけど


今度は
ゆっくり歩きたい


君に
愛してると


何度も言って
木漏れ日の街を
夕暮れの公園を


手を繋いで
歩きたい

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