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春夏秋冬

第197章 雫

空を覆う雲
梅雨の熱風と
雨の激しさ

あなたに会いたい
僕は走る
胸のときめき
あなたに
ぶつけたい

荒れ狂う波のように
あなたを倒して
僕のものにしたい

濡れた
ジーンズ
肌から滴り落ちる雫


あなたの為に
息を切らして
走る


会いたい
会いたい

この衝動

あなたに
会いたいと
願うしかない
行き場の無い僕


抱きしめてよ


ありがとうって
笑顔で


抱きしめてよ


支えてよ


何にもなくても

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