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春夏秋冬

第236章 選択

夜が明けて
明るくなる前の静かな
そんな街並み

鳥は目的目指して飛び

あたしは?

あたしは?


意味の無い世界で
理屈ばかり
反復運動しながら
歩いて


つまらなくすれば
楽しくすれば良い
なんて


なんて
出来ない問題


時間はすり減って
私もすり減って


朝焼けに
溶けていく

朝焼けに
朽ちていく

砂時計の砂は
外に出る時を
刻む


わかる人に伝われば良い
分からない人は
幸せな選択

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