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春夏秋冬

第83章 いつから

わたしは
いつから
裸足なのかな

小さい頃
こうやって
逃げ出した

また

同じように
同じような

空を見上げて

裸足で逃げ出した
わたし

幸せは
自分から掴む
掴んだと
思えば
消えていく
ねぇ
先生あなたの話を
何度も思い返す


追えば
追うほど
逃げていく未来


寒い
怖い

全てが虚しい


闇がわたしを

飲み込んでしまう


差し出してくれる
希望を求め


彷徨い続ける

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