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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第14章 すれ違い

夏目side

私の中に
こんなにも
淫らな欲望があるなんて
気付きたくなかった……

夜が更けるたびに
貴方の
熱い眼差し
吐息
舌の感触
指の動き

全てを鮮明に
思い出しては
自分を慰める

でもこれだけじゃ
足りないの

あなたじゃなきゃ
ダメなの

要様を思うと
胸が苦しい
貴方の瞳に
揺さぶられる

身体も
心も
あなたで満たされたい

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