美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~
第15章 狂いだす歯車
光太郎さんが
このお屋敷で
働き始めて
気が付いたことは
要様と
あまり仲がよろしくないってこと...
2人が並ぶと
絵画のような
うっとりしてしまう美しさで
西日なんか
背負っちゃったら
圧巻!
としか言いようがありません
光太郎さんは
柔らかな笑顔で
誰からも好かれそうな
生徒会長的な格好良さ
要様は…
鋭い切れ長の瞳には
強さと儚さが滲んでいて
人を寄せ付けないオーラなのに
どこか
哀しげで
中性的で色気があって
見ているだけで
胸が熱くなる
…
ジッと考えながら
見つめていたら
要様と目が合ってしまい
何だか
気まずくて
慌てて視線を外してしまいました
「こっ光太郎さん!
お庭の手入れを手伝っていただけませんか?
プランターのお花を入れ替えなきゃ
いけないんです!」
「おやすいご用ですよ」
そんな
私と光太郎さんの
やり取りを
要様が
ずっと見ていたなんて
気付きもしませんでした。
このお屋敷で
働き始めて
気が付いたことは
要様と
あまり仲がよろしくないってこと...
2人が並ぶと
絵画のような
うっとりしてしまう美しさで
西日なんか
背負っちゃったら
圧巻!
としか言いようがありません
光太郎さんは
柔らかな笑顔で
誰からも好かれそうな
生徒会長的な格好良さ
要様は…
鋭い切れ長の瞳には
強さと儚さが滲んでいて
人を寄せ付けないオーラなのに
どこか
哀しげで
中性的で色気があって
見ているだけで
胸が熱くなる
…
ジッと考えながら
見つめていたら
要様と目が合ってしまい
何だか
気まずくて
慌てて視線を外してしまいました
「こっ光太郎さん!
お庭の手入れを手伝っていただけませんか?
プランターのお花を入れ替えなきゃ
いけないんです!」
「おやすいご用ですよ」
そんな
私と光太郎さんの
やり取りを
要様が
ずっと見ていたなんて
気付きもしませんでした。