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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第11章 狼の受難2

「要様~朝ご飯の準備が整いました~」

「ああ、今行く」

努めて、冷静な声で応えた。

「今日は、
北海道産の
 
搾りたて生乳100%使用の
フルーツヨーグルトです♪」

「ブッ!!!!」
俺は鼻血を出してぶっ倒れた

(生乳…搾りたて……)

うわごとのように呟きながら


……
………


そんな
要の苦悩など何一つ
知らない
夏目なのでした。

「ちょっ、要さまツツ!!
要様っ、しっかりしてくださいーーーー!!!」

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