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歪んだ僕らの

第1章 壊れた日


輝咲が全て言う前に席を立ち上がった。

「…僕が従うから。それでいいだろ」

「あ、アオちゃん…?」

未だ理解が出来ていないわかばちゃんを隠すように前に出る。

輝咲の冷めた目が僕を捕えた。

「言い方腹立つけどまあいいや。ほら、行けよ」

せめてもの抵抗で無言で横を立ち去った。

「あっアオちゃんまって、私も」

「おい、お前も行ったらパシリになんねぇだろ」

「ちょっと、離してよ!」

後ろで僕についてこようとしたわかばちゃんが輝咲に腕を掴まれていた。

…ごめんねわかばちゃん。

格好悪いけどこれが僕の君の守り方だ。

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