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妄想の世界

第3章 ピアノ

「練習はいいの?ドS怖いよ〜笑」

「…うん…今日はもういいの…だから…智くん…」

「なに?」

「…わかってるくせに…いじわる…」

あっ、やべぇ折角翔ちゃんがその気になったのに

拗ねちゃったらお預けになる〜!

「ごめん
翔からお強請りされたから嬉しくて調子に乗りすぎた
怒っちゃた?」

「…おこってないもん…」

何よもんって…可愛いじゃねぇか…

「良かった。じゃあベッド行こうか」

「…うん…」

返事してくれたけど動こうとしない翔くん

照れてんの〜?しょうがねぇな〜な〜

「ほら、おいで」

ハニカミながら俺の手をとる

ふふっ翔くんおいでって言われるの好きなんだよね

どんなに怒ってても俺がおいでって言うと来ちゃうの

可愛いでしょ。

「…智くん…」

「ん?」

「…手だけじゃないよ…」

「ん?なんの事?」

「…智くんの全部好き…」

あ〜っ何この子、無意識?計算?

「そんな事言っていいの?
またいじわるしちゃうかもよ?」

「…いいよ…いじわるな智も好きだもん」

ん〜〜〜っ!

そんな事そんなうるうる上目遣いで言われて

我慢できるわけない!

「言ったな?今日は覚悟しろよ」

「…うん」

それからは朝まで何度も愛しあって

最後には翔が意識飛ばしちまった。

そして、何故か俺がドSに怒られた…

まぁ久々に積極的な翔を抱いたからいいんだけどね

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