
邪恋の爪痕と片恋の彼
第3章 初恋の芽
俺は、境井さんの熱を手のひらに吐き出し…唾液と混ざりあった粘着しつの液を……潤滑油がわりに後ろへと導いた。
「///あっ…まか…べ?お――――俺…」
「ん?もう、我慢できませんか?」
伸ばした指が液を穴に送り込むように優しく動くと…境井さんの蕩けた顔が俺を見つめる。
「///…ちょ…ちょっと……お、男とヤれるのか……分かんないんだけど…」
「?――――…初めて…ですか?後ろ使うの…」
何度も首肯く彼に――――胸がキュッと締め付けられた。
「――――初めて…なんだ――――…じゃぁ…次もやりたくなるような…いいSEX にしましょうね…境井さん」
「///…つぎ――――?」
「ええ――――…何度もヤりたくなるような…最初にしましょう」
正直――――ビックリした…
野田先輩への恋心に引きずられて――――…性の方も開花させたと思っていたのに…
処女だったとは…
いや、すでに男穴を攻めた…アナル童貞ではない可能性も…?
しかし、抱いてみて――――それもないと分かってくると…
不思議なほど…愛しさが増した。
「好きです――――付き合ってください」
腰を動かしながら、下で喘ぐ境井さんにそう言っていた。
こんなにも、愛しさが増した人は初めてだったし…これから、俺が甘やかしたい…とも、思った。
何よりも――――…
この人の身体は――――…気持ちいい!
俺が…何度も…したい…。
「///あっ――――ふっ、…や…やっ…」
「境井さん――――…俺のモノに…なって…くだ――――さ…い…」
不覚にも…長くもたなかった……。
あっという間に出してしまったが、中を汚してなお…興奮した俺は――――…止まれなかった。
そして――――…
俺は…境井さんを…アナル処女の境井さんを…本気で好きになっていた。
