可愛くなりたい。
第8章 ~運命の出会い~
「祐雅くんおはよう!」
後ろから声が。
漫画とかでよくあるパターン。
振り返るとイケメンがいるんでしょ?
ほらイケメ…
振り返ると、お世辞でもカッコいいとは言えないメガネ男がいた。
「あぁ、おはよ。」
祐雅の友達なのか?
ちょっとカッコいい祐雅とメガネ男が友達なのか??
いや。
あり得ない。
「おや?初めての人だ。僕は山田太郎です」
や、山田太郎?!
よくサンプルとかで使われてる名前だ…。
「私は浅川柚那。よろしくね。」
「1年生?僕が学校を案内してあげるよ。」
なっ、こいつも私を1年扱い…
「3年です。」
「ぷぷっ」
祐雅が笑いをこらえてる。
なんかムカつく。