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人から見れば地獄。ただ僕は幸せだ。

第1章 幼少期

この世に生をうけた僕は、すぐに世の厳しさというものを思い知らされる。
1300グラムで生まれた僕は、少しの間親元を離れて保育器にはいることとなる。
そんなことはどこにでもある話だ。
月日が経ち無事に成長した僕は親と家に帰ることを許された。
人生最初の命の危機となる事件が起きる。
車から転げ落ちることになるのだ。
後日談だが血だらけだったが運良くかすり傷だけですんだ。
なぜ車から落ちることになったか経緯は簡単だ。
母親から窓から投げられた。ただそれだけ。
理由は簡単だ。
旦那と喧嘩して抱っこしてる僕が邪魔になったらしい。
これを聞いた人は必ずびっくりし、そんなバカな、という顔をする。
ただ大人になった僕はそんなことくらいするだろうと思った。
そこからは児童相談所に預けられて2年。
2歳の時に乳児院に9歳まで過ごすことになる。
この期間の記憶はびっくりするくらいない。
親がいないことを除けば普通の子と変わらないかったと思う。
記憶はないがこの期間は幸せだったとなぜかそう思ってる。

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