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もう一度、君に会えたら

第4章 彼氏

「ごめんなさい。泣いたりしちゃって」

「ううん。落ちついた?」

「うん。落ちついた……ありがとう」

名残惜しかったけど、彼女から手を離して
水のボトルを渡して

「お風呂入れてくるね」

浴槽の詮を確認して、お湯をためる。

まんなかがえぐれたバスチェアが気になったけど
チラ見だけで、部屋へ戻った。

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