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もう一度、君に会えたら

第5章 浴室

折れかけた僕に温かなぬくもり。

!?

僕、彼女に背中をさすられてる?

「もう大丈夫?気づかなくてごめんね?」

予想外の優しい行動に、僕が振りむくと
彼女は目を細めて笑って、こう言った。

「心臓じゃなくてよかったけど」

「え?それどういう…?」

そいえば、切羽詰まってるときに
AEDがなんとかって彼女が言ってたと、僕は思いだす。

自慰したの、怒ってないの?
僕が元気な証拠だって、流してくれるの?

キョドりながらも、彼女の瞳を覗くと
僕の目を覗きかえして、彼女が言った。

「私の歌で、お腹痛くなったんでしょ?ごめんね?」

……どんな原理だ?それは。。

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