❇️片暉の残照❇️
第5章 お茶会と宝物
「///では、私も――――…」
私も彼につられ大きな口でパクっとサンドイッチにかぶり付いた!
「///んっ――――んんん~!」
口のなかをパンパンにして私も天に唸った!
「///んんんん!んん~!」
「プッ!なんて言ってるか分からないよ?でも、その顔は…美味しいって顔だ!」
隣で二口目を食べようとしていた彼が私を見て頬笑む。
「///へへへ…」
お腹が空いていたのか――――彼はあっという間にサンドイッチを食べてしまっていた。
「足りませんでしたか?こちらも――――どうぞ?」
私は自分の食べていたサンドイッチを渡す。
「いや――――これは、君の?」
「私はこれからお茶会もあるので…気になさらず!だいぶ緊張もほぐれましたし、戻らないと!」
すると、厨房の裏口から私を呼ぶリゲルバさんの声がした!
「テイス様――――!テイス様!?」
「あっ!やっぱり、戻らないと――――…私の食べかけで申し訳ないけど…良かったら食べてください!では、お仕事頑張って!
それと、図鑑をありがとう――――今は私の宝物なの!大事にします!」
「えっ、君――――えっ///これ、ちょっ……え!」