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酔い醒めた後

第79章 幕開け

S.side

座席には満員のお客さん

何時以上に気分が高揚するのは不安もあるからか…

隣にいる智くんも緊張した顔の中に

少しの不安が覗く

キュッと手を握れば『ん?』って顔

s「智くん…大丈夫…俺達だけじゃないよ
ほら…いつの間にかでっかくなってさ
俺達を護ろうと必死に盾になろうとしてるよ
それに…スタッフさん達も…俺達幸せだね」

ふっと眩しそうに目の前に立つ3人に目をやって

o「そうだな…俺達二人だけなら…無理だけど
こんなにも優しくて頼りになる味方がいる」

s「うん…だから…ね?大丈夫…でしょ?」

o「あぁ…それに俺には翔くんがいる
翔くん…俺は翔くんを全力で護るからさ…
俺のことは…翔くんが護ってくれる…だろ?」

s「ふふっ…何を今更…当然でしょ?
それに…あの3人も…全力でやりますよ」

o「おうっ!んじゃいくぞ翔くん!」

繋いでいた手をパシッと叩いて

ステージに出た

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