無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　キィと椅子を回転させて、彼女も座るオレの隣。

　「今日は泊まりこみ？もうみんな帰ったわよ？」

　「シャワー浴びたいから帰るよ。

　こないだカプセル行ったら、風呂場で"おい、こっちこいよ？"って男がくっついてきてさ、"んな目で俺を見んなぁ"って逃げたっつーの。
　あんなとこ怖すぎるから、家に帰るんだ」

　「ええっ、ほんとー？」

　無防備な入浴中に迫られるなんて、相手が女でも怖い。
　キミなら、、大歓迎だけど…。

　なんて考えたのは、秘密。

　コーヒーをゴクと飲んだ拍子に、掛け時計を見る。吹きそうになる。

　「！もうこんな時間？」

　「そうよ、仕事に集中してたのね」

　あと5分で明日じゃないか。