オレの創造者
第3章 翌日
***
それは、叶わなかった。
その夜も自宅前まで送ったのに、すでにそこにいたんだ。
ベランダづたいに窓をかち割って、彼女の部屋で、そいつは待っていた。
どんなに恐ろしくて、どんなに痛かっただろう。
苦しくて、悔しかったろう。。
オレはのんきに、家路を歩いてた。
実現などしないデートプランを考えていた。
あのとき、玄関まで送れば。
あのとき、ベランダを覗けば。
もういっそあのとき、送り狼になっていたら、
こんなことにはならなかったのに。。
なのに、ニュースにはならなかった。
なんでなんだ?
現実に、彼女はいなくなってしまったのに。。
それは、叶わなかった。
その夜も自宅前まで送ったのに、すでにそこにいたんだ。
ベランダづたいに窓をかち割って、彼女の部屋で、そいつは待っていた。
どんなに恐ろしくて、どんなに痛かっただろう。
苦しくて、悔しかったろう。。
オレはのんきに、家路を歩いてた。
実現などしないデートプランを考えていた。
あのとき、玄関まで送れば。
あのとき、ベランダを覗けば。
もういっそあのとき、送り狼になっていたら、
こんなことにはならなかったのに。。
なのに、ニュースにはならなかった。
なんでなんだ?
現実に、彼女はいなくなってしまったのに。。