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デビル彼氏

第2章 第二話


「しゅ、瞬?
今日の放課後、暇…かな?」

少し躊躇いがちに、瞬に問いかける。

「……暇、暇!めっちゃ暇!!」

元気な声でこたえて私に向かって笑いかけてくれる彼が、とてつもなく愛おしく思える。

「よかった!
瞬に数学を教えてもらいたくて…。
いいかな?」

瞬は少し考えてから頷き、「大丈夫。」と言う。

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