テキストサイズ

デビル彼氏

第2章 第二話


「まあまあ、そんなに拗ねないで、萌ちゃん。
さっさと数学やるぞー。」

数学の教科書を広げ始める瞬。
私も急いで準備を始める。


……そうして、小一時間かけて、基本を教えてもらった。

「んじゃ、萌、こっちきて?」

私が座らされたのは、瞬の足の間。

瞬は、私の首筋に吐息を吐きながら

「んじゃぁ、問題解いていきますか。」

「んっ……」

かかる吐息がくすぐったくて、思わず声を漏らしてしまう…。

それを、瞬は悪そうな笑顔で見ていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ