
宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし
第3章 進展
その日、私は彼からいつものように荷物を受け取って雑談していた。
ポケットの中に、チケットを2つ入れながらいつ渡そうかとタイミングを伺っているけれど中々切り出せない。
「じゃあこれお届け物」彼はそう言った。これが私たちのお別れの挨拶。私は、ポケットの中のチケットを握りしめるがやっぱり渡せない。
「ありがとう」私は荷物を受け取って部屋に入った。
そうしてチケットをポケットから出す。日付は今週末。今日は水曜日だから、今を逃すとわたせない。
ーー後悔するかも、
そう思ったら、いてもたっても居られなくて私は彼の後を追いかけた。
ポケットの中に、チケットを2つ入れながらいつ渡そうかとタイミングを伺っているけれど中々切り出せない。
「じゃあこれお届け物」彼はそう言った。これが私たちのお別れの挨拶。私は、ポケットの中のチケットを握りしめるがやっぱり渡せない。
「ありがとう」私は荷物を受け取って部屋に入った。
そうしてチケットをポケットから出す。日付は今週末。今日は水曜日だから、今を逃すとわたせない。
ーー後悔するかも、
そう思ったら、いてもたっても居られなくて私は彼の後を追いかけた。
