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5 minutes妄想シチュエーション♡

第1章 クリスマス当日の朝・先輩→後輩



 え?買い物が理由でキャンセルしたのに、私の反応が微妙?コスメか私どっちが大事か、妬いてくれないのって?


 もちろん君に会えなくなったのは悔しいけど、その間、君がもっと輝くために動いていたんだなと思うと、諦めつくっていうか……綺麗なものを身につけていたいのは、女の子の当然の欲望じゃない?


 だから、私は、君みたいな綺麗な女の子を側に置いたおきたいんだし。


 えー本当だよー。
 じゃあ、すぐに埋め合わせは無理だから、今日はこのリップ貸して?


 やった、良いの?


 ん?君も今日、同じ色つけていくの?仕事中に剥げちゃったら塗り直さないといけないし、面倒くない?


 まぁね。君がリップ持ってて私が塗ってもらうのもありだし、私が持ってて君が唇を差し出してきてくれるのもありか。


 仕事中も、私とお揃いでいたいだけじゃなく、そんなとこまで計算済み?寂しがり屋さん♡


 あ、怒った。ツンデレ(笑)


 はいはい、あ、顔洗ってきた?ん。下地はこれで良かったかな、ラベンダーカラーのやつ。出勤用パウダーはこっちよね。


 ピンクベースの方?あー、そうね、定時に上がって、クリスマスディナー予約してるから、おめかしモードか。


 その前に、この間のお客さんのクレーム対応?朝から面倒なこと思い出させないでよ。大体、何で今日休んでるあの狸の尻拭いを私がしなくちゃいけないの。この前だって、あいつの散らかして帰った書類棚、整理させられて。


 そうだったね、お手伝いありがと。


 ね、今更こんなこと話すのもあれだけど、毎日顔見られるのが当たり前の距離にいるって……幸せだな。


 うん。


 クリスマスまで仕事でも、上司がゴミでも、わざわざ約束しなくたって、毎日君と会えるんだよ。それって毎日が聖夜みたいに、私は奇跡だと思うのよ。


 らしくない?……私も職場じゃそこそこ君にキツイのに?


 もぉー、雰囲気ぶっ壊さないで。


 (小声)そういうとこが、君と一緒にいて楽しいところでもあるんだけどね。



《end》

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