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異世界転生しなくても美女とハーレム

第8章 寝取られた妻

シャワーでも浴びているのか? リビングでお酒でも飲んでいるのか?

疑念がわくが、娘を置いたまま様子を伺いに行くことは出来なかった。




まさか、外出しているのか?




思案を巡らせるうちに、いつの間にかウトウトしていると、誰かが私の肩を揺すった。



「あなた……、あなた」



華菜だった。 誘う時のセクシーな姿ではなく、普段使用しているパジャマ姿だった。



「華菜? どうしたんだ」



「ごめんなさい、あなた。

ちょっとリビングに行ってたら、莉奈がいなくなって……、

たぶん、ここだと思って」



「ああ、目を覚ましたらお前がいなかったから、ここに来たんだ」

普段、莉奈は一度寝ると朝まで起きないのだが、たまにこういう行動をする。



「ごめんなさいね、起こしちゃって。 せっかくだから、今日は三人で寝ましょうか?」



「そうだな……、でも狭くなったな、三人だと」



「そうね、莉奈が大きくなったから」そう言った華菜からは、微かにメスの匂いがした。



まさか、リビングで自慰をしていたわけではないだろう。私の気のせいかと思ったが、私は『地獄耳』の他にも人より効く『嗅覚』がある。間違いなく、華菜からはメスの匂いがした。



(一体、どういうことなのだろう?)




私は、疑念に囚われながらも、睡魔に襲われていった。





翌朝、アラーム音に反応して目を覚ますと、ベッドに華菜の姿はなかった。

朝が苦手な華菜が私より早起きするなんて……。



私は隣で眠っている娘を起こさないように、そっとベッドを出てリビングへ向かったが、華菜だけでなく麻理も既に起きていた。



「おはようございます」



「ああ、おはよう」

二人と朝の挨拶を交わすが、二人とも何となくスッキリとした表情をしている。



「二人とも今朝は早いんだな」



「ええ、なんだかグッスリ眠れたから調子良いの」



「わたしも、なんだか今朝は調子良いです」




「そ、そうか、それは良かった」

昨夜、久しぶりに三人で寝たものだから、窮屈さを感じていた私は寝起きが良くなかった。

それに、最近は夜の営みも減って、満タン状態である事も影響している。



「あなた……、今度の土曜日なんですけど、

莉奈を幼稚園まで迎えに行ってもらっても良いかしら?」




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