
変態ですけど、何か?
第12章 再会と出会い
淳也に送られ、家に帰って、着替えをする。
どんな格好で行こうかな?
とりあえず、白のショーツとベージュのパンストを穿いて、あたしは考えた。
どこに食事に行くのかは決めてなかったから、とりあえず白のフロントホックのブラジャーを着け、
紺のタイトミニスカートに、オーソドックスな白のブラウスにした。
5時ちょうどに、靖子から電話が入った。
『柚木さん。早乙女です。今、着いたよ』
「はい!」
あたしは鍵を締めて、靖子の車に向かう。
約束の場所に停まっていたのは、黒のクラウンだった。
コンパクトカーだと、勝手に想像していたあたしには、ちょっと意外な感じ。
「こんにちわ!お待たせしました。早乙女さん、クラウンだなんて、ちょっとびっくり」
そう言いながら、あたしは助手席に乗り込む。
運転席に収まる靖子は、黒いワンピース姿で、タクシーの時とは全然違った雰囲気だった。
でも、タクシーでは後ろ姿で良くわからなかったけど、
薄化粧した顔立ちには整っていて、凛とした気品があった。
だからといって、冷たそうな雰囲気はなくて、包み込んでくれるような優しさが漂っている。
あたしが見とれていると、靖子は言う。
「いつもタクシーでクラウンだから、小さな車は不安なのよ。
でも、3年落ちの中古車だよ」
靖子は笑いながら言うが、車内は清掃が行き届き、品の良い芳香剤の香りが漂っている。
車内は白のシートカバーが掛けられているだけで、クッションのひとつも乗っていない。
「殺風景な車でしょ?」
キョロキョロ見回すあたしに、靖子が言った。
「いえ、清潔感があって、とっても落ち着きます。あたし、ぬいぐるみとかごちゃごちゃしたの、好きじゃないんです」
あたしは、正直に言う。
「あら、そうなの。私もそうなのよ。
たまに娘を乗せると、もっとかわいいクルマにすればいいのに、なんて言われるけど、私はこれが良いのよね」
靖子は笑いながら答えた。
「娘さん、いらっしゃるんですか?」
あたしは、ちょっと意外で、靖子に尋ねた。
どんな格好で行こうかな?
とりあえず、白のショーツとベージュのパンストを穿いて、あたしは考えた。
どこに食事に行くのかは決めてなかったから、とりあえず白のフロントホックのブラジャーを着け、
紺のタイトミニスカートに、オーソドックスな白のブラウスにした。
5時ちょうどに、靖子から電話が入った。
『柚木さん。早乙女です。今、着いたよ』
「はい!」
あたしは鍵を締めて、靖子の車に向かう。
約束の場所に停まっていたのは、黒のクラウンだった。
コンパクトカーだと、勝手に想像していたあたしには、ちょっと意外な感じ。
「こんにちわ!お待たせしました。早乙女さん、クラウンだなんて、ちょっとびっくり」
そう言いながら、あたしは助手席に乗り込む。
運転席に収まる靖子は、黒いワンピース姿で、タクシーの時とは全然違った雰囲気だった。
でも、タクシーでは後ろ姿で良くわからなかったけど、
薄化粧した顔立ちには整っていて、凛とした気品があった。
だからといって、冷たそうな雰囲気はなくて、包み込んでくれるような優しさが漂っている。
あたしが見とれていると、靖子は言う。
「いつもタクシーでクラウンだから、小さな車は不安なのよ。
でも、3年落ちの中古車だよ」
靖子は笑いながら言うが、車内は清掃が行き届き、品の良い芳香剤の香りが漂っている。
車内は白のシートカバーが掛けられているだけで、クッションのひとつも乗っていない。
「殺風景な車でしょ?」
キョロキョロ見回すあたしに、靖子が言った。
「いえ、清潔感があって、とっても落ち着きます。あたし、ぬいぐるみとかごちゃごちゃしたの、好きじゃないんです」
あたしは、正直に言う。
「あら、そうなの。私もそうなのよ。
たまに娘を乗せると、もっとかわいいクルマにすればいいのに、なんて言われるけど、私はこれが良いのよね」
靖子は笑いながら答えた。
「娘さん、いらっしゃるんですか?」
あたしは、ちょっと意外で、靖子に尋ねた。
