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となりのにぃに

第3章 変な気持ち

とりあえず、卒業するまでは家から、にぃにの中学に通う事になった。


「みりか、寝坊しても起こしてやんねーぞ」


「寝起き良いから、大丈夫だもん!」



そんなやりとりをしながら朝食を食べる。




「ご馳走さまでした」


「にぃに、早いよ~」


「俺はもう、学校行くからな!」


「待って、待って。 一緒に行きたい!」


「しょうがないなぁ。 さっさと食えよ?」




そう言われて、慌てて口にトーストを押し込む。



「ご馳走さま、行ってきます!」


「せわしない子ねぇ…」



母が何か言ったような気がしたが、気にせずランドセルを背負った。




「ママ、行ってきます!」


「おばさん、行ってきます」


「二人とも行ってらっしゃい。 気を付けてね」




私の通う小学校は、にぃにが中学に行く通学路にある。




「にぃに~、あのね、担任の先生がね…」


そう話し出した時、



「大森くん!」

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