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｢取り合えず、好きな人誰？　このクラス？｣


｢ううん、中学生…｣


｢良いなぁ、年上～。　年上にはね、取り合えず甘える！　あと、頼りにしてることをちゃんと伝える｣


｢いつもありがとうみたいな？｣


｢ちょっと違うけど、そんな感じ｣


｢あとね、その人には同い年で、仲良くしてる女の人がいるの…　　私は妹みたいに思われてるから、どうしたら良い？｣




友達はあからさまに考えるポーズをとって、眉間に皺を寄せて答えてくれた。




｢みりかちゃん、女らしい特技ってある？　手芸とか料理とか｣


｢あ、私、お菓子作り得意だよ！｣


｢それだ！　手作りお菓子で、女らしさをアピールだよ｣


｢わかった、やってみる！｣