テキストサイズ

ストロベリー チーズケーキ ~はつ恋

第1章            









掠れた こえの 床の間 で 運んだ 口 に
アイスクリーム


ストロベリー チーズ ケーキ 味のする
そ・・・れ が

昔の 初恋を 想わせ た

プールサイドへ 呼び出して
告白したんだっけなぁ


『・・・好き 』

幼い くせに カッコ つけて た



会いたいと 今は おもわないけど
あの日のあの時間の 心の中のアルバ ムが

くすぶり はじめ た




微熱くらいは 出ていたのかもしれな い
甘・・・い  だけど 酸味が 利いてる

ストロベリー チーズ ケーキ 味のする
それ が


遠い 懐かしさを 感じさせ た


同じクラスの コ と 一緒に 帰った
だけなのに


嫉妬 して・・・た っけ

自分だけのものという 独占 欲を
つらぬい た


バレンタインを 知って 大人ぶり
チョコレートを  渡 して た


会いたいと 今は おもわないけど
あの日のあの記憶の 心の中のアルバ ムが

ページを 開く


廻りに 茶化されて ファースト kiss を
覚え た


クラスメイト 達から からかわれると

芸能人が 浴びている スキャンダルを
騒ぎ立てられてるかのよう・・・で


愛は 解らない 才【とし】 だったけど
好きだったんだよ  君のこと


会いたいと 今は おもわないけど
あの日のあの時間の 心の中のアルバ ムが
くすぶり はじめ た




ストーリーメニュー

TOPTOPへ