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NOMAD メガロボクス2

第7章 バキッ

そう言われたじいさんは


「そんな、金はいいんだよ」


とは言うが。



「でも…タダじゃ悪いみたいで…」



「まあばあさんが足が悪かったしね。だから試してるうちにこれだけの数になったんだよ」



もしかしたらじいさんは久しぶりの話し相手ができて喜んでるのかもしれない。


「…そうなの?」



そうだとは思いもよらずじいさんに聞く。



「ああ、結局治らず亡くなったけどねえ。でも仲間と一緒にこのカーサですごせたんだし」



満足してあの世へ逝ったと思うよとじいさんは話してくれる。



「…ならいいのかな…」



もらっていってもとレイは思う。



「ねえっそしたら…」



レイはちょっとの間だけ考えてから



「剣術がもっとうまくなったらお礼に見せるねっ」



……ドヤ顔でじいさんに大声でそう話す。いまの腕前ではまだまだ未熟者なので恥ずかしすぎて見せたくないのもあるし。



「…〜〜そ、そうかい…楽しみにしてるよ」



いきなり思いもしないことを言われたがやはりじいさんはうれしいらしい。



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